一般財団法人日本規格協会などが主催の「QC(品質管理)検定3級」に登場する用語・単語集です。
※数が多いため、とても簡単な意味の単語などは省略しています。
※計算問題やグラフ分析、図解が必要な用語・単語の一部については省略しています。
[記録日:2025/05/05 | 更新日:2026/03/15]

英数字

- 英数字 -

4M
・プロセス管理における生産の4要素と位置付けられる対象のこと。
Man(人)、Machine(機械や設備)、Material(材質)、Method(方法)のこと。
・この4要素のいずれかが変化すると、製品の良し悪しに影響が出てくるため、日頃からしっかりとした管理体制を敷くことが重要となる。

QCD
・生産管理の三要素であるQuality(品質)、Cost(原価、価格)、Delivery(生産量、納期)の頭文字を取った略語。
・この三要素をひっくるめて広義の品質とする考え方もある。

QCDMSE
・上記の「QCD」にMoral(論理)&Morale(士気)、Safety(安全)、Environment(環境)の要素を加えて六要素としたもの。
・この考え方は企業によって少しずつ考え方や扱い方が変化する。例えば製造業であれば、Safetyを先頭(第一)に持ってきたリする場合もある。
・ただし何にしても、モデルになっているのはQCDないしQCDMSEの考え方になるだろう。

- あ -

当たり前品質
・その製品やサービス使用者が、「備わっていて当たり前」と考える品質のこと。
・そのため、不足していた場合は不満を引き起こす。

後工程はお客様
・次の工程の立場に立ち、そこにいる人に喜んでもらえるような仕事をすべきとする考え方。
・この連鎖が、最終的には顧客に満足してもらえる製品やサービスの提供に繋がる。
・工程は後に進めば進むほど、取り返しがつかない、あるいはリカバリーに長時間必要となってしまうことから、早い工程の段階でしっかりと検討または計画された仕事を実施する必要がなる。

一元的品質
・その製品やサービスに備わっていれば使用者に満足するものの、不足であれば不満も引き起こす品質要素のこと。

応急処置(応急対策)
・何かトラブルや問題があった際、これ以上損失を大きくしないよう、暫定的な処置を行うこと。
・あくまでも暫定的な処置となるため、トラブルの原因判明次第、応急処置から再発防止の対策に切り替える必要がある。

- か -

改善
・品質としての改善とは、現状の水準よりさらに向上させるための活動のことを指す。
・ただし、管理あっての改善となる。改善とは一時的なもので、その活動にて高められた品質水準を維持(管理)することが大切である。

管理
・品質としての管理とは、品質水準を安定状態に維持する活動のことを指す。

源流管理
・工程のより上流のプロセスで品質の向上、安定を図ること。
・プロセスの見直しなどの改善、トラブルの再発防止などを行い、工程をより確実なものとする活動を行う。

顧客価値
・提供される製品やサービスに対し、顧客が感じる便益とそのコストの比のこと。
・品質管理側から見れば、顧客ニーズを満たした良い品質の物を提供することで顧客満足を得て、さらに顧客価値の向上に繋がることになる。

顧客指向
・顧客側の立場や視点から企業活動や目標を設定したりすること。
・または顧客満足に重点をおいた考え方。

- さ -

再発防止
・トラブルや問題の原因を追究し、判明後、二度と同様な事象が起きないよう対策のこと。
・応急処置とは違い、こちらは恒久的な対策として、しっかりと検討した対策を講じることとなる。
・再発防止には3段階あり、個々(個別)の原因の除去、水平展開をして類似原因を除去、そして根本原因の除去を確実に実施する必要がある。

三現主義
・「現場、現物、現実」のこと。
・トラブルシューティングや問題解決にあたっては、「現場で現物を見て、現実を知ること」が最も重要であるという考え方。

重点指向
・結果や影響が大きい項目、またはすぐに解決すべき重大な事項から優先的に取り組み解決を行おうとする考え方。
・マンパワーやお金、時間は有限であるため、その中でより大きな成果を上げるために、大きなことから対処していくことがどうしても必要となってくる。
・影響の大きな項目がわからない場合は、過去のデータなどを元にパレート図を作成し、重点的に取り組む必要がありそうな項目を探す力も必要。

- た -

できばえの品質
・出来上がった製品が、設計段階で設定した規格や仕様(ねらいの品質)通りに作られたかを示す指標のこと。
・指標は、不適合品率、標準偏差(ばらつき)などで表す。
・別の言い方では、製造品質、適合品質、製造結果の品質など。出来上がった物に対する品質のことを指す。

-な -

ねらいの品質
・製品製造の目標値のこと。製品企画や設計時の段階で決まる品質のことを指す。設計品質ともいう。
・指標は、製品の規格値や仕様などで示す。
・製品そのものの品質は、設計段階でほとんどが決まってしまうため、品質は設計段階で作り込むことが重要となる。

- は -

品質水準
・品質の良さの程度のこと。品質を尺度化して評価したもので、これで品質の良し悪しを確認する。

品質第一
・良い品質の製品やサービスを提供すること、またそのための技術確立を第一として優先する考え方。
・品質第一としたほうが、不具合品の修理や廃棄を抑えられ、結果として顧客満足度の向上→売上増大、コストダウンにつながるとされる。

品質特性
・品質を、定量的に、あるいは定性的に評価し、機能や性能といった品質要素を具体的に表現したもの。

ファクトコントロール
・データや数値といった客観的事実や情報に基づいて判断し、品質を管理する手法のこと。
・「事実に基づく管理」とも呼ばれ、経験や勘で動かないことを第一とする。

プロダクトアウト
・顧客や社会の要望を気にせず、企業側の都合を優先とした製品、サービスを提供しようとする考え方。
・かつての考え方はプロダクトアウトが主流。しかし、社会の仕組みや消費者意識の変動を経て、対極にあるマーケットインの考え方に移ってきている。
・成熟し切った市場では通用しない考え方だが、ニーズが明確となっていない市場では、マーケットインとプロダクトアウトの組み合わせにより分析を行う必要もある。

- ま -

マーケットイン
・顧客や社会のニーズを分析、把握した上で、これらを満たす製品やサービスを提供していくこと、または優先していこうとする考え方。
・類語は顧客指向顧客満足。一方、対極にある考え方としてプロダクトアウトがある。
・品質管理は、マーケットインや顧客指向の考え方に則ったもの。

見える化
・情報やデータはグラフや図で、物や資料の管理が誰が見てもわかるように整理し、問題や課題は目立つように(あるいはアラームなどで知らせるように)する活動の総称。
・誰が見ても何のことがわかるようにすることが第一として、それらを様々な手法を持って実現する。
・見える化実践のポイントとしては、「誰に」「何を」見える化し、「どのように」見える化をするのか、それぞれの視点から考えることが挙げられる。

未然防止(予防処置)
・事前に、発生しそうな問題を抽出し、それぞれに対して対策を講じること。
・すぐに実施することが難しいため、過去に起きたトラブル事例やヒハリハットを日頃から整理しておいたり、担当者へ直接ヒアリングを行う必要などがある。

魅力的品質
・その製品やサービスに備わっていれば、使用者に満足を与える品質(機能や性能)のこと。
・仮に不足していた場合も、使用者は仕方ないと考える品質でもある。

目的指向
・実施しようとしていることの目的が何であるかを明確にし活動しようとする考え方。
・目的の目的、そして目的のための手段やプロセスを、上位へ遡りながら考えていく必要がある。

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