街角図鑑
誕生日に貰った本。包み紙を外し、この本と対面した時、私の性格をよく理解しているなと思った。
街や公園で見かけるあれこれのヒミツを解説した1冊。
足元ならば、道路やマンホール、道路沿いならば標識やガードレール、境界標……といった具合。
恐らく子どもでも大人でも、慣れてしまえばじっくり見ることのないそれらのものを、もう一度よーく見返してみようがこの作品のテーマなのかもしれない。
個人的には、以下の3つが特に気になる。
★回収ボックス
要するにゴミ箱のこと。ただ本書では「ゴミ箱じゃない」と念押しされている。資源となる缶やビンを回収する目的があるため、なるほど確かに彼らはゴミ箱ではない。
個人的には回収ボックスの「故障・怪我率」が気になっている。街中のものはガムテープで補強されたものや、蓋部分がなくなっているものなどいろいろあり、見るからにどれもが痛そう。酔っ払いや暴風のせいじゃないかと思っているが、実際はどうなのだろうか。何にしても、回収ボックスこそタフじゃなきゃ務まらない。
★路上園芸
街中の住民がガーデニングをしたいと思ったら……敷地内ギリギリに鉢やプランターを置く、あるいは街路樹の足元なんかにしれっと飾る。これしかない(ベランダに置いている人もよく見かけるが除外する)。
こういうものこそその住人の性格が表れる。よく表れすぎるぐらいなため、鉢を置くのを躊躇うぐらいかも。
個人的には割と散らかった感じの家先も良いなと思っている。名も知らないいっぱいの植物と、昔ながらの茶色い鉢たち。令和の時代になってもほのかに漂う昭和の風景が垣間見れるからだ。
★境界標
本書を読むまですっかりその存在を忘れていた。そういえば昔、親にこの矢印なあに? なんて質問してたっけか。
土地と土地との境界を明確にするための目印だが、いろんな形で存在しており、杭や鋲、小さな金属のプレートのようなもの、加工した岩に直接書かれたり彫られたりしているものまで。
そこら中に点在しているのに小さくて目立たないそれらこそ、じっくり探してみる価値アリなのでは。どんな設置パターンがあるのか研究してみても面白そう。
街角図鑑
(編)三土 たつお
実業之日本社
2016年4月発行
<単行本>
[記録日:2024/11/10 | 更新日:2025/02/08]