ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か

 上司から勧められたので読んでみた。人に勧められて読むことは滅多にしない。大抵合わないことが多いから。
 今回もやや合わなかったが、大事だなと思ったことが数点あったため、ここに記す。

★工場とは“生き物”
 時々、「人間は“工場”みたいだな」と思うことがあるが、それもそのはず。「工場は“生き物”」だからだ。
 変化していないように見えて、実は日々刻々と変化している。それがボトルネックとして現れた時、早急に手を打たなければ生産が成り行かなくなってしまう。
 人間も日々刻々と、工場と同じようにして静かに変化していく。それは成長だったり、あるいは老化だったり。生きるに際し、何かしらの改善を施さない場面が多いことが酷似している。

★“在庫”を持たないこと
 買う側としては、すぐに手に入れたいという強い思いから、店に在庫があったほうがよいと考える。が、売る側や製造現場ではそうではない。在庫があればあるほど、経費が嵩み、置き場が圧迫される。また、新製品を出すことに決まれば、旧製品の在庫の価値ががくっと落ちることになる。
 本書でも在庫の存在が色々議論され、その良し悪しについていくつもの意見が出ているが、これを自分の生活に置き換えて考えたらどうだろうか。
 ……未読の本の山や、文具用品のストックの多さは早急に見直したほうが身のためではないだろうか。

★仕事のし過ぎは“終わりの始まり”
 などというストレートな表現は本書中どこにもないが、主人公のアレックス・ロゴと家族の付き合い方を見ていてそう感じる。それと仕事はやはりつき合い方が大切。仕事のし過ぎは、恐らく体にあまりよくない(人によるだろうが)。
 自分にあった仕事の方法をいち早く見つけたり、定期的に方法を見直すことが、社会人として重要な課題の1つになると考える。

ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か
(著)エリヤフ・ゴールドラット
(約)三本木 亮
ダイヤモンド社
2001年5月発行
<単行本>

[記録日:2024/11/17 | 更新日:2025/02/08]

←前へ次へ→
1つ前のページへ最初のページへページの先頭へ