日本文房具クロニクル
以前、文房具を売っていた時もあったので、実に惹かれるタイトル。
クロニクル(年代記)とは大きく出たものだなと思って開いてみたら、確かにクロニクルだった。
1985~2018年頃までに発売された主な文房具を、年代ごとに写真付きで紹介していく1冊。
トップバッターは不易糊工業の「フエキ糊」。当時の缶容器製品から紹介は始まり、誰もが必ずや見たことはあるであろう文房具がズラリと並ぶ。
一通り読んで思ったことを3点ほど。
・1970年頃までに、今もなお人気のロングセラー品はある程度世に出ていた。
・違う業界で何か流行れば、それにいち早く乗っかろうとする文房具業界の商売魂はなかなかのもの。
・2000~2010年頃に世に出た文房具のいくつかが、これからの50年100年単位の新たなロングセラーになるはず。
なお、私が文房具店で働いていたのは2010年頃の短い期間のみ。でも、文房具業界にとってはこの頃もなかなか良い時代だったのではないだろうか。
これからペーパーレス化などはどんどん加速し、人と文房具の関係はさらに変わっていくだろうが、この業界の行く末を影ながら追っていきたい。
日本文房具クロニクル
廣瀬 祐志
辰巳出版
2024年6月発行
[記録日:2024/11/17 | 更新日:2024/11/17]