GUNSLINGER GIRL15
『はじっこ書房。』での読書記録は、このGUNSLINGER GIRL15巻の感想を最後に投稿する予定でしたが、結局読み直すのが遅れてしまい今日に至ります。
ガンスリは1回読んだだけではわからないことだらけ(物語が難しいというよりも、人間関係が複雑)だったので、今回はじっくり読ませてもらった。
終盤で次々と死んでいく義体と担当官のペアたち。テロの実行犯が捕まるも戻ってこない命。それまでの展開を考えると、この数巻の出来事は読者にも受け入れがたいかもしれないが、それでも物語は終焉へと向かっていく。
15巻最後の表紙がクラエスなのも印象的。義体ながらも非戦闘員の彼女が、最後に武器を手に取り、自身の、みんなの「庭」を守るシーンは、長き戦いを締め括るに最も相応しいとさえ思った。
ラスト数話は、微かな希望を誰かが誰かに託す、伝える話となっている。
失うことがほとんどのこのシリーズにおいて、最後に確かなる希望と、想いを見届けられたことはとても幸せなことである。
GUNSLINGER GIRL15
相田 裕
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
2012年12月発行
[記録日:2025/06/08 | 更新日:2025/06/14]